初めてコンサルタントを目指す方へ

コンサルタントになる人とは?

コンサルティングの仕事とは企業が抱えるあらゆる 課題を解決する仕事であるため、様々な領域における コンサルタントが存在します。例えば経営戦略や事業戦略 の立案からM&A、企業再生などを手掛ける戦略コンサルタント、 ITを活用することで経営戦略や業務効率化を考える ITコンサルタント、さらには、会計、SCM、CRM、人事など 特定の領域を手掛けるコンサルタントなど様々です。よって、あらゆる 方にコンサルタントへの転身のチャンスがあると言えますが、 実際は非常に狭き門となっています。
では、どのような方が コンサルタントとして採用されるのでしょうか。人物面において 『求められる資質』があることが前提となり、このハードルが高いので すが、業務経験で言えば、以下の通り、様々な領域の方が 実際にコンサルタントに転身しています。

前職   現在
日系製造業/生産管理 
●男性28歳 560万
power 外資系大手コンサルティングファーム/
SCMコンサルタント 600万
日系SIer/SE 
●女性31歳 750万
power 日系中堅コンサルティングファーム/
ITコンサルタント 800万
外資系製薬メーカー/経営戦略
●男性35歳 1200万
power 外資系大手戦略ファーム/
戦略コンサルタント 1500万
日系自動車メーカー/人事/制度設計・運用
●男性34歳 770万
power 外資系中堅コンサルティングファーム/
HRMコンサルタント 800万
金融業界/社内SE 
●男性38歳 1550万
power 外資系コンサルティングファーム/
金融コンサルタント 1600万

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転職のベストタイミングとは?

事業会社で働いている方で、「将来はコンサルタントとして働きたい」と考える方は多いかと思いますが、転職するタイミングはいつが良いのでしょうか? 一般的に30~40歳ぐらいまでは事業会社で特定の領域の経験を積み、MBAやCPAの資格を取得してからでなければコンサルタントには転職できないとお考えの方が多いように思います。ところが、現在、コンサルティングファームが注力している事業会社出身者の想定年齢は20代半ばから30歳半ば程度です。もちろん経験やスキルによってはそれ以上の年齢の方の転職も可能ですが、選考基準は非常に高くなります。

若い事業会社出身者を求める理由

コンサルタントとして必要なスキルを身に付けるにはある程度の時間が必要だと考えるファームが多く、事業会社出身者は特定の領域の専門性は有していても、独自の方法論やコンサルタントとしてのプロジェクトマネジメントなどの知識や経験が不足しているため、キャッチアップする期間が必要だという考え方が主流です。又、年齢が高くなると独自の価値観や思考が固定化する傾向があるため、まだ価値観や思考が固定化していない若手の方が成長スピードが早く、ポテンシャルが高いと判断する企業も多いようです。コンサルタントにキャリアチェンジしたいとお考えの方は、早いタイミングで転身を図ることをお勧めします。

コンサルティングファーム内での転職を目指す方へ


コンサルファームの規模について

大手コンサルティングファームと中小コンサルティングファームでは 規模の違いからワークスタイルやキャリア形成に特徴があります。例えば、大手ファームであればソリューション、ナレッジなどが豊富であり、大規模プロジェクトに関わる機会が多いのが特徴です。又、グローバルネットワークやブランドが確立されているのも魅力です。ただし、組織が明確であるがゆえに特定の業界と同じようなプロジェクトに長期間アサインされ、キャリアの幅を広げることが難しかったり、ある程度経験を積まなければプロジェクトマネジメントのような仕事が出来ないということもあります。
これに対して中小コンサルティングファームはプロジェクトの規模が比較的小さく、ナレッジが限定的だったりしますが、特定の領域において高い専門性と独自のソリューションを有している企業もあります。又、アサイメントの柔軟性が担保されている企業も多く、キャリアの幅を広げることが容易であったり、若い頃から裁量権のある仕事に従事できるという特徴もあります。

ホームページでの募集職種について

業界内での転職に際して重視すべきことは、ホームページなどに掲載されている募集要件と実際の募集要件が異なる点です。コンサルティングファームの採用要件(ニーズ)はプロジェクトの受注状況により刻々と変化します。急募案件だったので採用意欲が高いと思い応募したところ、実はポジションがクローズとなっており、結果的に書類選考でそのままNGとなることもあるのです。また、ビジネス環境の悪化から採用を控えていても、「採用を積極的に続けている企業=成長している企業」というイメージを伝えるために職種情報を掲載したままにしているケースもあります。現在、コンサルタントとして働いている方は、ご自身の経験やスキルと募集要項の内容を照らし合わせ、さらに募集職種ごとの採用意欲を確認した上で応募されることをお勧めします。

業界内転職で年収UPは可能か?

業界内での転職を考えている方は、当然ながら転職をすることで年収を上げたいと考えていると思 いますが、転職すれば必ず年収が上がるとは言い切れません。最近「年収が数百万は上がりますと」言って転職を促すエージェントがいます。しかし、多くのコ ンサルティングファームはタイトルとスキルに応じた人事制度を導入しており、他社とのバランスを図りながら年収レンジを調整しているため、劇的に年収が上 がるケースというのは稀です。

※給与が数百万も上がるケースとは……?

  • 給与バランスを崩してでも先行投資で採用したいというケース
  • 事業部門の立ち上げなど採用戦略上、必要不可欠なポジションで採用されるケース
  • クライアント(案件)の獲得や他のメンバーの採用が見込めるケース など

なお、数十万単位で年収を上げることは可能ですが、さまざまな状況を鑑みながら論理的に企業と交渉する必要があります。年収交渉については当社独自の方法論 がございますが、具体的な方法については、ここでの記載を控えます。業界内での転職を検討されている方は単に年収をUPさせることだけではなく、業務内容や裁量権、 さらには企業のビジョンやカルチャーなども含めて企業を選択されることをお勧めします。

コンサルティングファームから他業界を目指す方へ

事業会社への転職の注意点

コンサルタントの次のキャリアとして事業会社への転職を考える際は注意する点がいくつかあります。そのうち特に重要な3点をご説明します。

1.実際の業務内容を確認すること
例えば、経営戦略の立案や事業企画ができるという話で大手企業の経営企画部門に転職したにも関わらず、実際には数字の取りまとめとマネジメントへのレポートの作成のみの仕事だったというケースがあります。『経営企画』という業務でも企業ごとに定義が異なるため、特に業務内容については細かく確認する必要があります。
2.年収などの条件面を確認すること
事業会社でも外資系の企業であれば、現在と同額かそれ以上の年収を確保できる可能性はあります。しかし、日系の企業に転職する場合は年収が下がるケースもあります。これは人事制度の仕組みや考え方そのものが異なるためです。よって、事業会社に転職する際は事前に条件の優先順位を明確にしておくことが重要です。
3.コンサル出身であることがプラスに働かないケースがあること
コンサル出身者というだけで喜ばれることもありますが、逆にコンサル出身者に対して「机上の空論ばかりで実際に手足を動かさない」とか「頭は良くても人間味がない」というイメージを持っている方もいるので注意が必要です。中途採用の実績、過去にコンサル出身者を採用したことがあるか、異業種出身者に対しての理解があるかなど、働く環境に関しても確認しておきましょう。

エージェントの活用について

不確実性の高い時代において、転職とは非常に重要な意志決定を行う場となります。事業会社からコンサルタントへの転職、コンサル業界内での転職、そしてコンサルタントから事業会社への転職……。それぞれにおいて共通するのは短期的な視点ではなく長期的なキャリアマップを描くことが重要です。そのためには、まず自分の現在の経験やスキルを理解し、自分が目指す姿とのギャップを把握することから始めてみてください。その上で溢れる情報の中から自分に必要な情報を選択し、マーケットのトレンドや変化を捉えた上で効率的に転職活動を行うことをお勧めします。 

最近は転職を支援してくれるエージェントを活用される方が増えています。特にコンサル業界においては約70~90%の転職者がエージェント経由で転職しているのが現状です。ただし、エージェントの増加は同時に業界の質の低下も招きました。候補者の視点を無視して右から左にレジュメを流すだけの者や企業の採用を支援すると言って取引を開始したものの、一方で全社員にメールをばら捲き、転職を無理やり促すなど非常にモラルの低いエージェントも存在します。

昨今、企業におけるエージェントの活用が進み、業界の認知度が向上したことで、この業界もようやく市民権を得ることができましたが、今後の発展には質の向上が不可欠です。エージェントによって強い業界、領域などさまざまですので、ぜひ、自分に適したエージェントを見つけて下さい。

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